Caamm Bar (カームBar) マスターよっさんのblog

京都の木屋町三条を上った古いビルの2階にあるBAR、『Caamm Bar (カームBar)』のマスターのブログです。(C)reative (A)lchol (A)nd (M)ood (M)usic♪ Enjoy! CAAMM BAR ( 東京ウイスキー&スピリッツコンペティション審査員/日本ソムリエ協会ソムリエエクセレンス/C.P.A.認定チーズプロフェッショナル/ウイスキー文化研究所ウイスキープロフェッショナル)

お酒

☆マルスブレンデッドモルトY.A 屋久島エージング/秩父ウイスキー祭2024(50%)

暖かくなってきましたね。週末は何処も20℃超えとか。喉が乾きませんか? 当店2杯分入るジョッキハイボールあります。片手ではなく両手で飲んであざとく振舞うのもOKですよ♪ さて本日の抜栓情報です↓

☆マルスブレンデッドモルトY.A 屋久島エージング/秩父ウイスキー祭2024(50%)

432111294_976645513896773_3752128592321726696_n

秩父ウイスキー祭2024年公式ボトル
です。本坊酒造の”屋久島エージングセラー”で熟成された「駒ヶ岳」と「津貫」の原酒がヴァッティングされたブレンデッドモルトです。ある意味、現在のマルスの持つ全てのウイスキーの味わいが詰まった集大成のようなボトルですね。早速飲んでみました↓

・色: 少しオレンジがかった麦茶色
・香り: 粉っぽいオーク、バニラ、マーマレード、アプリコットの香り
・味わい: ドライマンゴー、砂糖漬けオレンジピール、ハチミツ、シナモン(余韻)ホワイトペッパー、ドライジンジャーの余韻
・2018年3月と2019年3月に蒸溜され、2024年1月にボトリングされたほぼ5年熟成のウイスキーです。味わい的にはバレル熟成の非常に美味しいウイスキーですが、特筆すべきはその熟成感です。50%に加水されているのもありますが、若いウイスキーにありがちなセメダイン感もなく、これをブラインド飲んで5年以下の短期熟成ウイスキーと当てられる方はほぼいらっしゃらないでしょう。。時間軸が歪められているのでしょうか(笑)屋久島エージングセラー!恐るべし!!

432120266_976645520563439_8279842090019454686_n

それでは本日も朝3時(最終入店2時)までお待ちしてます。あと誠に勝手ながらカウンターは2名様までテーブル席は4名様までの入店でお願いしております。また席が空いていても、お客さまの入室状況やオペレーション的な判断で入店をお断りする場合もあります。悪しからずご了承くださいm(_ _)m

=マスター=

☆キルホーマン16年 KILCHOMAN 16yo(50%)

当店はお一人さまワンドリンク制ではありませんが、複数名で来られた場合お連れの方に必ず2杯以上は飲んでいただきます(笑)さて本日の抜栓情報↓↓↓

☆キルホーマン16年 KILCHOMAN 16yo(50%)

431981334_974021404159184_4591240672053566431_n

遂に長期熟成キルホーマンがやってきました!創業翌年の2006年と2007年のバーボンバレルとオロロソシェリー樽の21樽分のヴァッティングです。創業当初からストーカーのように追いかけているブランドなので勝手に感慨深く感じております。我慢できずに早速テイスティングしました(笑)

・色: 濃厚なほうじ茶色
・香り: ピートスモーク、ヨード、磯、ハチミツ、ドライアプリコット、オーク、奥に少し出汁感
・味わい: ドライいちじく、メープルシロップの甘み、オレンジピール、ローストアーモンド、鉛筆の芯(←舐めたことないけどw)
(余韻)オークのタンニン、ブラックペッパー、程よい灰、甘い煙草のスモーク
・キルホーマンらしからぬ濃い色合い。さすがの16年物といった佇まいです。味わいは堂々としたアイラモルトのそれで、アイラの16年という事とポートエレンの麦芽使用でラガヴーリンと比較される方もいらっしゃると思いますが、度数もありラガヴーリンに較べ味わいの深さ、飲みごたえ共に強く感じられます。お値段は少々張りますが、ハーフショットでお値打ちに飲んでいただければ幸いです。国内360本とのアナウンスもありますのでお早めにどうぞ♪

432133287_974021437492514_6466042460312990905_n
432101770_974021410825850_4456012490344382885_n
432089963_974021454159179_5946731506362010055_n

それでは本日も朝3時(最終入店2時)までお待ちしてます。あと誠に勝手ながらカウンターは2名様までテーブル席は4名様までの入店でお願いしております。また席が空いていても、お客さまの入室状況やオペレーション的な判断で入店をお断りする場合もあります。悪しからずご了承くださいm(_ _)m

=マスター=


☆ミークトール/ザ・オリジナル(50%)/ザ・シェリーワン(48%)/ザ・チンカピンワン(48%)

【プチカームBar通信】話題のグレンアラヒー・ピーテッドが入荷しました。バチバチの縦社会に疲れた皆さま、横並びの水平試飲をどうぞ。熟成樽による味の違いがよく分かる3種です。

☆ミークトール/ザ・オリジナル(50%)/ザ・シェリーワン(48%)/ザ・チンカピンワン(48%)

432090862_972105541017437_7545025133412689658_n

人気のグレンアラヒー蒸溜所が手掛けるピーテッドタイプのシングルモルト「ミークルトール3種」です。※ミークルトール(Meikle Toir)は、ゲール語で「大いなる追求」の意味。

ピートはメインランド産で、麦芽のフェノール値は約95ppmウイスキーの仕上がり時のフェノール値は35ppm)。発酵は比較的長めの160時間。特徴としてはアイラピートよりも甘みのあるスモーク感が強く、磯っぽさや薬品ぽさは少なめです。5年と熟成期間が短めなのは、ビリーウォーカーが長年の経験によって導き出した「ピートの特徴がはっきりと感じられる熟成期間は5~8年である」という理論に基づいています。早速飲んでみました↓

(左)ミークルトール ザ・シェリーワン5年(48%)

432045939_972105574350767_8623564229223881857_n

バーボンバレルで熟成後、PXパンチョン/オロロソパンチョンで追熟した原酒をヴァッティング。
・色: 赤みがかったレンガ色
・香り:プルーン、アプリコット、コアントロー、奥に焦げた木、甘いタバコの香り
・味わい: ドライいちじく、黒糖、ローストアーモンド、ピーナッツチョコ、ブラックコーヒー、(余韻)生姜の砂糖漬け、甘いピートスモーク
・シェリーカスク×ピートスモークの個性がはっきりと分かるウイスキー。あらためてメインランド産のピートとシェリーカスクの相性の良さを再認識させる味わい。昔のハイランドパーク寄りの味わいと言ったら言い過ぎか(笑)

(中)ミークルトール ザ・オリジナル(50%)

431439101_972105584350766_3863040686805865942_n

1stフィルバーボンバレル/アメリカンヴァージンオークカスク/ライウイスキーバレルのヴァッティング。
・色: 輝きのある明るいゴールド
・香り: アプリコット、オレンジピール、バニラ、奥に甘いタバコの香り
・味わい: 蜂蜜、バタースコッチ、シナモンロール、ミルクチョコレート、砂糖入りコーヒー、(余韻)八つ橋、焼いた菓子パン、甘いピートスモーク
・焦がした甘いスモークに包まれた、甘い香りと味わいのウイスキー。焼き菓子を連想する香りと味わいは、アイラピーテッドのみを知るビギナーにとっても勉強になる味わい。味わいのフォルダーを増やすのにもってこいのウイスキー。

(右)ミークルトール ザ・チンカピンワン(48%)

432102671_972105607684097_2840845331160848792_n

バーボンバレルで熟成後、ミズナラの亜種とされるチンカピンヴァージンオークカスクで追熟。
・色: オレンジがかったアンバー色
・香り: 線香、甘いタバコ、ニッキ、焦げた青草、シナモン、コアントローの香り
・味わい: 焼き菓子、バニラクッキー、シナモントースト(余韻)ジンジャーシロップ、甘いピートスモーク
・シリーズの中で一番特徴のある香りと味わい。焦げた青草や線香をイメージする香り。チンカピンオークはスタンダードのグレンアラヒーでも熟成に使われているが、5年という短期間でこれだけの個性を出すのはすごい事だと思う。

430336979_972105547684103_8095967412785836498_n

それでは本日も朝3時(最終入店2時)までお待ちしてます。あと誠に勝手ながらカウンターは2名様までテーブル席は4名様までの入店でお願いしております。また席が空いていても、お客さまの入室状況やオペレーション的な判断で入店をお断りする場合もあります。悪しからずご了承くださいm(_ _)m

=マスター=


☆山桜 安積2019 5年 カベルネソーヴィニヨンカスク 秩父ウイスキー祭ボトリング2024(62%)

「あさか」と言えば、マスターの時代はアイドルの浅香唯でしたが、日本のウイスキー界では”安積”でしょう。しかしながらこれを実際読める人が何人いるのか。。難解地名的には大阪の放出と同じレベルな気がしますwww さて本日の抜栓情報は↓

☆山桜 安積2019 5年 カベルネソーヴィニヨンカスク 秩父ウイスキー祭ボトリング2024(62%)

432108711_969696911258300_6045457328260369936_n

安積のシングルモルトの補完で抜栓しました。バレルでの通常熟成後、ナパのカベルネソーヴィニヨンカスクで追加熟成されたシングルカスクのジャパニーズウイスキーです。過去の安積のリリースは複数樽でのヴァッティングでしたので、シングルカスクでのリリースは初めての試みではないでしょうか。
お客さま商売をしていたら週末のイベントは行けませんので、気分だけでも味わいたいと思います。早速テイスティングしてみました↓

・色: 透明感のある赤みがかったレンガ色
・香り: 野いちご、クランベリー、薔薇の花、少し青草、バニラ、オークの香り
・味わい: ブラックラズベリー、デーツ、メープルシロップ、黒糖しょうがの甘み(余韻)グレープの甘酸っぱさとぶどうの皮のタンニンの渋み
・62%の高アルコールを感じさせないぶどうの甘酸っぱさと、オークとぶどうの皮からくるタンニンの余韻が心地よいウイスキー。安積のシングルカスクは初めての経験ですが、5年熟成でここまでの樽からの溶出成分を引き出せるのは、安積の地の熟成環境によるものだろう。機会があれば一度現地に伺ってみたいものである。

432159939_969696957924962_5228966040917669654_n
432066467_969696931258298_6640304360989868380_n

それでは本日も朝3時(最終入店2時)までお待ちしてます。あと誠に勝手ながらカウンターは2名様までテーブル席は4名様までの入店でお願いしております。また席が空いていても、お客さまの入室状況やオペレーション的な判断で入店をお断りする場合もあります。悪しからずご了承くださいm(_ _)m

=マスター=


☆ラガヴーリン12年 ディアジオスペシャルリリース 不死鳥の炎(57.3%)

もうすぐ新社会人が街に溢れますね。マスターが若かりし頃は、ちんげんさい「沈黙する、限界まで言わない、最後まで我慢」の世の中でしたが、20代社会人の息子に聞くと今の世の中は、こまつな「困ったら、使える人に、投げる」、きくな「気にせず休む、苦しいときは言う、なるべく無理しない」だそうです。飲食店だと雇う側が病気になりそうですね(^_^;)さて今日の抜栓情報です↓

☆ラガヴーリン12年 ディアジオスペシャルリリース 不死鳥の炎(57.3%)

432075760_967774404783884_6343799201242421966_n

ヴァージンオーク樽とスモーキーなラガヴーリンの組み合わせ、とサブタイトルにありますが、カスクストレングスなのも相まって、非常に力強いラガヴーリンに仕上がっています。早速テイスティングノートを書いてみました↓

・色: 透明感ある黄色みがかった白ワイン色
・香り: 焦がした木材、製材所、色鉛筆の芯、レモンピール、グレープフルーツの白わた、ほんのりと磯っぽさ
・味わい: 焦げた食パン、ザラメの甘み、すりおろし生生姜の辛み(余韻)生のブラックペッパー、紙巻きタバコ、ピートスモークの余韻
・非常に力強いラガヴーリン。味が濃いというよりは酒質の強さを感じる。酒質だけで見れば、インディペンデントボトラー向けのヤングカリラに近い印象だが、中盤から余韻にかけての複雑味はラガヴーリンならではのものだろう。加水せずとも、香り、甘み共に十分に感じ取れるので、是非ストレートをおすすめしたいウイスキー。

432075760_967774404783884_6343799201242421966_n
432211331_967774448117213_107511675016559923_n

それでは本日も朝3時(最終入店2時)までお待ちしてます。あと誠に勝手ながらカウンターは2名様までテーブル席は4名様までの入店でお願いしております。また席が空いていても、お客さまの入室状況やオペレーション的な判断で入店をお断りする場合もあります。悪しからずご了承くださいm(_ _)m

=マスター=



月別アーカイブ
  • ライブドアブログ